西暦201年に日本の第14代天皇・仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)の皇后である神功皇后(じんぐうこうごう)が旅の途中で生田の杜(現在の神戸付近)で、魚の身をすりつぶしたものを槍の矛先につけ、焼いて食べたことが「かまぼこ」の始まりとされています。文献などはなくあくまでも伝説ではありますが、神戸市生田の杜にはかまぼこ発祥の地とされる石碑が祀られています。
その後平安時代の「類聚雑要抄(るいじゅぞうようしょう)」という古文書にかまぼこが登場します。そこには、西暦1115年7月21日、関白右大臣藤原忠実が催した宴会の献立に「蒲鉾」と名付けられたちくわに似ている絵がありました。
このことから、全国蒲鉾水産加工協同組合連合会は文献に初めて登場した1115年にちなんで11月15日を 「かまぼこの日」と制定しました。
※ かまぼこの図「類聚雑要抄」より引用
室町時代の文献「宗五大双紙(そうこおうぞうし)」(伊勢貞頼入道宗五著/西暦528年)に、「かまぼこはなまず本なり、蒲の穂を似せたるものなり...」の記述があります。魚類のすり身を竹の棒に巻きつけて炭火であぶり焼きしたもので、その形状は今の「ちくわ」に近かったようです。これが水辺に生える植物、蒲(がま)の穂に色や形が似ていることから蒲穂子(がまほこ)と呼ばれていましたが、蒲の穂は武器である「鉾」にも似ているので蒲鉾(がまほこ)の字を当てるようになり、次第にかまぼこと呼ばれるようになったのではないかと言われています。
仙台市内のかまぼこ店が、ヒラメを用いた笹の葉型の焼きかまぼこを売り出したのがはじまりと言われています。明治35,6年頃、閖上(ゆりあげ)から金華山(きんかさん)にかけて、ヒラメの大漁がつづきました。消費地である仙台に盛んに運び込まれているなか、売れ残って消費しきれない時にある魚屋がこの贅沢なヒラメを原料にしたかまぼこを作り出したそうです。 ただ、ヒラメのかまぼこは香りや味は上等ですが、たらやぐちなどの身の硬い魚のように腰の強さがないのが欠点でした。 試行錯誤のすえ、鮮度の良い材料に鰹節で味をつけ、みりん・酒・砂糖・卵白等で練り合わせることで、パリッとした食感のかまぼこが完成し、現在に至っています。 明治・大正の頃は、その形状から、「べろ[舌]かまぼこ」や「手のひらかまぼこ」と呼ばれていましたが、昭和になってから伊達家の家紋である「竹に雀」から、「笹かまぼこ」と呼ばれるようになりました。 参考文献:「要説 宮城の郷土誌」仙台市民図書館編 種部金蔵 編者
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2009年に石巻の『橋本かまぼこ店』からの営業譲渡をうけ、戦後創業の歴史と技と美味しさを受け継ぎました。ここ塩釜においても、素朴な手法を守り素材にこだわり職人が一枚一枚丁寧に手焼きしています。
焼きたての蒲鉾が食べられるイートインコーナーや、お土産や贈り物に最適なギフトなども取り揃えております。ぜひお気軽にお立ち寄りください。
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